活動レポート

ミスマッチをどう守ったらいいですか?【バスケットボールの悩みを解決】

枚方DreamHawks ヘッドコーチ
岩本 直己

バスケット指導歴(2023年4月1日時点)

今回はスクール生から次のような質問を受けました!
バスケット大好き少年

僕は身長が低いので、ミスマッチになることが多くあります。

どうすればミスマッチでも守れますか?

岩本コーチ

バスケットボールは身長が高い方が有利なスポーツです。

でも、身長が低いからといって諦める必要はありません。

今回は自分より背の大きい選手に対してどうやって守るといいかという考え方を伝えますね!

バスケットボールはリングが空中に浮いている珍しい種目です。

なので基本的には身長が高い方が有利になります。だからといって背が低い選手は絶対に活躍できないかというとそういうわけではありません。

ではどのように守ればいいのでしょうか。
まず一つ目に知っておいて欲しいことがあります。それは、ゴールに近くなればなるほど身長が高い方が有利になるということです。逆にゴールから離れれば離れるほど、身長のハンデキャップは少なくなっていきます。

なので、背の低い人がミスマッチを守るための鉄則としては、

「そのままシュートが打てるエリアではボールを持たせない」

ということになります。

どれだけ素晴らしい選手でもボールを持たない限りはシュートは打つことができません。
だからこそ、徹底的にボールを持たせないようにする必要があります。

もし、ボールを持たれるとしても

「シュートエリアより遠い位置でボールを貰わせる」

ことが大切です。

すると、そのエリアではシュートを打つことができないため、得点を取ろうとするとリングに近づく必要があります。
リングに近づくためには、「ドリブル」を行う必要があります。
ドリブルとはボールを地面に弾ませることになります。
すると、地面にあるボールを取るには、背の高い選手よりも背の低い選手の方が早くボールに触ることができます。
ここは背の低い選手の方が有利です。だからこそ、上でブロックしたりボールを奪おうとするのではなく、ドリブルをして地面にはずませたボールを頭の上に持っていく前の段階でボールを奪うことが有効です。

シュートエリアでボールを持たせない努力をしても、どうしてもシュートエリアでボールを持たれることもあります。


その時は、

高さではなく、「間合いで守る」

ことが大切です。

福岡第一の監督がこのように話していました。

「ニー(膝)をまもる」

つまり、ディフェンスはオフェンスの膝を触ることができる距離(0アーム)で守るということです。

当然、常に接触が起きており、ハードなプレッシャーをかけられている状態のシュートは確率が下がります。

するとオフェンスはプレッシャーをリリースするために、パスやドリブルの選択を行うようになります。
相手がパスを選択したら、またボールを持たれないように頑張ればいいのです。
相手がドリブルを選択したら、ボールが地面から跳ねあがるわけなのでまた下を狙えばいいわけです。

今回は、考え方について話をしました。
ただ、不利な状態で戦うためには、
脚力が必要になります。

こればっかりは日々のトレーニングの積み重ねです。
地道なトレーニングを継続して行っていくことが一番の近道です!

枚方DreamHawksはあなたのバスケットボール人生を応援しています。

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